最近疲れ気味でなにも考える気がしない…なんて時ありますよね。そんな時は読むと全身を包んでくれるかのような癒しを与えてくれる本をのんびりと読んでみてはいかがでしょう。本記事ではそんな小説を5選ご紹介しております。素敵な本ばかりなのでご自分へのご褒美にはもちろん、入院中や療養中の大切な方へのプレゼントとしてもおすすめですよ。
『あたしとあなた』谷川俊太郎
37篇の書き下ろし詩集です。贈答用に作られたものではないかと思うほどの本です。
昨今、電子書籍の普及により書籍自体を購入する人が減っていますがこのような本を見るとやっぱり現物の書籍っていいな~としみじみと思わせてくれます。
豪華な布張りの表紙と水色の紙に印字された谷川さんの詩が水面を見ているような気分になります。
本作品の内容はもとより、まずブックデザイナーの名久井直子さんがこの本のために用意した紙と表紙に強いこだわりを感じます。
ページをめくるごとに指に吸い付く感じがとても癒されます。
紙は伝統の高級越前和紙で知られる石川製紙株式会社の協力を得て、しっとりとした質感の鮮やかな水色の紙。日本の職人技から生まれた贅沢な1冊と言っても過言ではなく持っているだけで所有感が満たされる気持ちになれます。
ロマネスクという詩の中の「あなたが遺書を書いていた晩 あたしは珈琲を挽いていた」というフレーズが凛としていてとても印象的でした。布張りの本は特別感があり、贈り物にもおすすめです。

プレゼントにぴったりな素敵な表紙です。あえて包装せずにベロアのリボンをかけると粋なプレゼントになるかもしれません
『生きていくあなたへ』 日野原重明
筆者の日野原先生は100歳を超えても現役の医者をされていました。
本書『生きていくあなたへ』は、そんな日野原先生へのインタビューをまとめた1冊となります。
先生はいつも相手を想い、人のために生きてこられました。クリスチャンでもある先生の話す言葉は重く深く、愛にあふれていて温かい気持ちになります。
今の生きづらい毎日にそっと「大丈夫だよ。」と手を差し伸べてくれているような気持になりました。
私は落ち込んだ時に何度か読み返せるように手元に大切に保管しています。
自分を許してあげることと相手を理解しようとすることで穏やかになれるのかもしれないと感じました。

もやもやしていたり、なんのために生きているのか立ち止まってしまった人に贈りたい1冊です。
『ちいさなちいさな王様』 アクセル ハッケ
プレゼントにおすすめの本、3冊目はこの『ちいさなちいさな王様』です。
これは大人向けの絵本です。
ノンフィクション作家/評論家である柳田邦夫さんが「いま、大人が読むべき絵本」に推薦されたもので累計30万部突破したロングセラー本です。
人間は成長するにつれて大きくなり知識も増えていきますが、この本の中での王様は人間とは反対に成長するにつれて体が小さくなり、いろいろなことを忘れていき、やがて姿もみえなくなってしまいます。
姿が見えなくても想像することの大切さなど哲学的な話にもつながっていています。
ミヒャエル・ゾーヴァの挿絵がとても美しく、文章だけでなく目でも楽しませてくれます。

大人になった今、この本を読むと心に響きます!なんだか大人になるにつれて忘れてしまった大切な何かに気付かせてくれる1冊です

老若男女限らずにプレゼントとしても喜ばれる1冊になると思います。
『プレゼント 世界で1番大切な自分の見つけかた』 坂之上 洋子
まさに癒しの1冊。ほっこりしたイラストと、心がほっとする詩に癒されます。
元気が出ない時にこの本を読むと何かこう温かいものに身を包まれた気持ちになれます。
特に「人は疲れちゃいけない 疲れた日は一番気を許している人にあたってしまいそうになるから」という言葉が心に沁みました。
書いていることはそれほど特別なものは少ないのですが、とてもシンプルで腑に落ちる言葉が多く感じました。言葉のプレゼントをもらった気がします。
頑張っている人、迷っている人にはきっと心に響くフレーズと出会えると思います。

可愛らしい本なので女性へのプレゼントとしてもお勧めです。もちろん元気が出ない自分へのプレゼントにも!!

グッとくるフレーズや心に響く言葉が欲しい時にはこちらの記事もおすすめです
『のほほんと暮らす』 西尾 勝彦
「のほほん」という言葉の意味をじっくり考えたことはありますか?
いざ言葉の意味を聞かれると答えに詰まってしまいます。
筆者が好きな「のほほん」という言葉を考えながら、のほほんと過ごすにはどうすればいいのか優しく導いてくれます。穏やかにのんびり、少し現実逃避をして陽だまりに当たっているような気持ちになるのも忙しい毎日を送る中では必要な気がします。
休日におやつを食べながらのほほん時間をすごしてみてはいかがでしょうか。

忙しい人や、笑顔が遠ざかっているなと感じる人への贈り物にもおすすめです。

肩の力がスーっと抜けるような心地良ささえ感じます。コーヒーでも飲みながら読みたい一冊です。元気を出したい時や気分転換したい時にはこちらの記事もおすすめですよ
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