映画化される作品が多い男性人気作家、【伊坂幸太郎】さんの小説特集。

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伊坂幸太郎さんといえば、原作が映画化されることが多いことでも有名な男性人気作家のひとりです。中でも「アヒルと鴨のコインロッカー」や「重力ピエロ」は伊坂さんの映画化された作品の代表作として知られています。本記事ではそんな伊坂さんの小説を特集、ご紹介していますので小説選びのご参考にしてください。

「ガソリン生活」 伊坂幸太郎 

望月家の乗用車である緑の車、『デミオ』の視点で物語が描かれています。

望月家は母親と、穏やかな長男、ませた大学生の長女、大人びた小学生の次男の4人家族です。望月家が有名女優のスキャンダルのトラブルやヤクザの人殺しに巻き込まれながらも、隣人の元校長先生や新聞記者の力も得て解決していくという少しミステリー要素も入り混じった小説です。

この小説で面白いのは車の社会の中で会話が繰り広げられている所です。

普段乗っている車やバスもつい優しく乗ってあげたくなりますよ。

車の視点から描く人間社会が斬新だなと感じました。なんだかほのぼのとします

「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎

大学生の椎名がアパートの隣りに住む大学生の河崎に本屋に襲撃し、辞書を盗もうと誘われます。

椎名がよくわからずに協力しますが、そこには隠された秘密と過去の出来事が大きくかかわっています。

この真意はぜひ読んでから知ってもらいたいです。

「えっ!」っと思わず声にしてしまうどんでん返しが待っています。伊坂さんならではの現在と過去の話がうまく交差され、沢山の仕掛けに圧倒されます

悲しい場面もあるのですが、登場する人物たちがみんな温かみがあり心が動かされます。ぜひこのどんでん返しを味わってもらいたいです。映画版では瑛太さんや濱田岳さんが出演していますよ

「アイネクライネナハトムジーク」 伊坂幸太郎 

シンガーソングライターの斉藤和義さんがこの小説を読んで、曲を描きおろし、さらに伊坂さんが続編を書かれていることでも有名です。

6章の短編集ですが、途中でつながっていたりして、長編小説として楽しめる1冊です。

日常の温かさや、恋愛などうまく盛り込まれています。人との出会いが素敵だなと思わせてくれます。

一つ一つの短編が繋がっていくところは伊坂さんならではで、時系列が行ったり来たり、登場人物も多いので少し複雑な構成になっていますが、紐解きながら考えて読むのが楽しい1冊です。

メモを横に相関図を書きながら読み進めるのがお勧めです。

三浦春馬さん、多部未華子さんが主演されている映画版「アイネクライネナハトムジーク」泣けました~。この映画の主題歌はもちろん斉藤和義さんの「小さな夜」です

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎

妻を殺された元教師の鈴木は犯人である寺原への復讐のために殺し屋の世界に潜入します。

精神的に自殺に追い込ませる殺し屋「鯨」や、ナイフで躊躇なく誰でも殺してしまう「蝉」の3人の視点で物語が進んでいきます。

バラバラの3人の話が1つにまとまっていくところはさすが伊坂さんならではだなと感心させられます。

妻の復讐に命をかけていたのに、あっさりと他の人に寺原は殺され、鈴木には少し同情してしまいました。

スピード感があり、ドキドキさせてくれるので、刺激が欲しいという方におすすめの一冊です。

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 

「重力ピエロ」、小説の冒頭が「春が二階から落ちてきた」と衝撃の文章で始まります。

町で起こる連続放火事件を血の繋がない兄の泉水と弟の春が解いていくのですが、その真実には深いものがあります。春は母親がレイプされたときに身ごもった子供で、レイプという犯罪とこの犯罪がなければ自分も存在しないという苦悩を抱えながら生きています。

連続放火事件を解決するというだけでなく、家族、レイプといった社会問題も入っていて深い内容でした。

切なさと悲しみが入り混じった物語ですが、父親の愛情を感じられる、どこか爽やかさも感じられる小説でした。

原作で好きになったファンも映画「重力ピエロ」もとても評判がいいです。この物語は奥が深く余韻が残ります。いい映画です

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