ちょっとしたプレゼントに本を贈りませんか?人は読書を通じて考え方が変わったり、気が楽になったりすることがあります。もしあなたの周りに元気が無い人、落ち込んでいる人がいるのならば言葉ではなく、本を通じてメッセージを贈ってみてはいかがでしょう。
本記事ではプレゼントにおすすめの本をご紹介しています。
もちろん人にあげるだけではなく、自分へのプレゼントにもおすすめな本をセレクトしていますので是非ご参考にしてみてください。
こだわりの紙質で製本された本。手にした時の喜びは格別【あたしとあなた】
著者:谷川俊太郎
豪華な布張りの表紙と水色の紙に印字された谷川さんの詩が水面を見ているような気分になります。
ブックデザイナーの名久井直子さんがこの本のために用意した紙と表紙に強いこだわりを感じます。ページをめくるごとに指に吸い付く感じがとても癒されます。
ロマネスクという詩の中の「あなたが遺書を書いていた晩 あたしは珈琲を挽いていた」というフレーズが凛としていてとても印象的でした。
布張りの本は特別感があり、贈り物にもおすすめです。
あえて包装せずにベロアのリボンをかけると粋なプレゼントになるかもしれません。

本の内容だけではなく本そのものの造りや質感に喜びを感じる1冊です。
もやもやしている。立ち止まってしまった人へのプレゼントに【生きていくあなたへ】
著者:日野原重明
筆者の日野原先生は100歳を超えても現役の医者をされています。
この本は先生へのインタビューをまとめた1冊です。
先生はいつも相手を想い、人のために生きてこられました。クリスチャンでもある先生の話す言葉は重く深く、愛にあふれていて温かい気持ちになります。
今の生きづらい毎日にそっと「大丈夫だよ。」と手を差し伸べてくれているような気持になりました。
自分を許してあげることと相手を理解しようとすることで穏やかになれるのかもしれないと感じました。
もやもやしていたり、なんのために生きているのか立ち止まってしまった人に渡したい1冊です。
絵でも楽しめる『大人向けの絵本』【ちいさなちいさな王様】
著者:アクセル ハッケ
大人向けの絵本です。
人間は成長するにつれて大きくなり、知識も増えていきますが、この本の中での王様は人間とは反対に成長するにつれて体が小さくなり、いろいろなことを忘れていき、やがて姿もみえなくなってしまいます。
姿が見えなくても想像することの大切さなど哲学的な話にもつながっていています。
ミヒャエル・ゾーヴァの挿絵がとても美しく、文章だけでなく目でも楽しませてくれます。
小説はあまり読まない方、活字が苦手な方もこの本だったら手に取っていただけるのではないでししょうか。
老若男女限らずにプレゼントとしても喜ばれると思います。
頑張っている人、迷っている人にとって心に響くフレーズと出会える1冊【プレゼント 世界で1番大切な自分の見つけかた】
著者:坂之上 洋子
ほっこりしたイラストと、心がほっとする詩がに癒されます。
特に「人は疲れちゃいけない 疲れた日は一番気を許している人にあたってしまいそうになるから」という言葉が心に沁みました。
書いていることはそれほど特別なものは少ないのですが、とてもシンプルで腑に落ちる言葉が多く感じました。言葉のプレゼントをもらった気がします。
頑張っている人、迷っている人にはきっと心に響くフレーズと出会えると思います。
可愛らしい本なので女性へのプレゼントとしてもお勧めです。

もちろん元気が出ない自分へのプレゼントにも最適です。
笑顔が遠ざかるほど忙しい毎日を送る方へ気休めの1冊【のほほんと暮らす】
著者:西尾勝彦
「のほほん」という言葉の意味をじっくり考えたことはありますか?
いざ言葉の意味を聞かれると答えに詰まってしまいます。
筆者が好きな「のほほん」という言葉を考えながら、のほほんと過ごすにはどうすればいいのか優しく導いてくれます。
穏やかにのんびり、少し現実逃避をして陽だまりに当たっているような気持ちになるのも忙しい毎日を送る中では必要な気がします。休日におやつを食べながらのほほん時間をすごしてみてはいかがでしょうか。
忙しい人や、笑顔が遠ざかっているなと感じる人への贈り物にもおすすめです。

頑張ることはいいことだけど『のほほんとする』と過ごす時間もとても大切。ほっこり読書をするのにおすすめな本は下記記事で特集しています。
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