読み手を飽きさせないから読書初心者にもおすすめ。【百田尚樹】の読みやすい小説6選。

作家別特集

テレビ朝日の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の構成を担当する放送作家としても有名な百田尚樹さん。小説家として2006年にデビューした「永遠の0」が大ヒットし小説家として活躍し続ける百田尚樹さんの小説を特集します。

百田尚樹さんの小説にはたくさんのファンがついています。

放送作家として観る手側を惹きつけるセンスが研ぎ澄まされているので小説を書いても読み手を惹きつける特別な魅力を生み出すものがあるのでしょう。

百田尚樹さんの小説の特徴の一つとして「読みやすい」ことが挙げられます。

読書を始めたけど続かない方や読書初心者の方は百田さんの小説を手に取ってみてはいかがでしょうか。

読後の満足感が気持ちいい!青春・感動・ハラハラが揃った駆け抜けるような小説【ボックス!】

著者:百田尚樹

気弱だが優しく勉強ができる木樽と、幼馴染みの粗暴で馬鹿だけどボクシングの才能に恵まれたボクシング部エースである鏑矢。

ある出来事により木樽はボクシング部に入部する。

最初は全く練習についていけない木樽が地道な努力をコツコツ続け成長していく姿と多感な高校生達がボクシングに打ち込む姿を描いた本作は努力と挫折、そして再起を描いた青春スポーツ小説の傑作です。

読書初心者やスポーツが好きな方、特にボクシング経験者の方は始めたばかりの頃を間違いなく思い出すこと間違いないです。

読み終えた後に満足感を得たい方におすすめです。

「 ボックス!」は2010年に鏑矢役に市原隼人さん、木樽役に高良健吾さんで映画化されています。

ボックス!

ページ数が多くても飽きない、むしろ一気に読んでしまうほどのめり込んでしまうミステリー小説【野良犬の値段】

著者:百田尚樹

百田尚樹が描くミステリー小説。

ホームレスが拉致、監禁されるが犯人グループが身代金を要求したのは大手新聞社やテレビ局。犯行計画はSNSを利用して世論を巻き込んだ論争を巻き起こす。

犯人グループの狙いはなんなのか?なぜホームレスを拉致監禁して新聞社やテレビ局に身代金を要求するのか?

読みやすく登場人物の心情を丁寧に描いた本作はミステリー小説が好きな方はもちろんのこと初めてミステリー小説を読む初心者の方にオススメです!

戦時中を知らない世代に読んでほしい。第10回本屋大賞にして歴史的ベストセラー【永遠の0】

著者:百田尚樹

佐伯 健太郎がフリーライターの姉、慶子から仕事の関係で自分の祖父でもあった元特攻隊員の宮部 久蔵について調べることから始まる作品。

健太郎は久蔵が戦った戦争の関係者やかつて同じ部隊だった仲間から話を聞くうちに「部隊で一番の臆病者だった」という話から久蔵に感謝するものまで評価はバラバラ。

久蔵という人物がなぜ生きたかったのか?なぜ最後は特攻で死んだのか?明らかになていく久蔵の生き方は必見です。

戦時中を舞台にしたストーリーですがこのような時代が本当にあったのだと思いながら読み進めるととても感慨深い気持ちになり、自分がどれだけ恵まれた環境に居るのかを改めて考え直すきっかけにもなります。

学校の教科書では学べない、戦時中におけるある一つの家族のドラマを切り取ったヒューマン感動ストーリーです。

零戦や戦争小説が好きな方、シニア層はもちろん、戦時中を知らない世代にこそ読んでいただきたいストーリーです。

「永遠の0」は2013年に岡田准一さん、三浦春馬さん、井上真央さんといった俳優陣で映画化されています。

映画『永遠の0』予告編リメイク

また、テレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャルで作成された3部構成の「永遠の0」も向井理さんが元特攻隊員の宮部を演じており、こちらは映画より長い長編なので人間心理描写が細やかに表現されています。

ドラマスペシャル 永遠の0

人間の嫌な部分を垣間見たい方、クセのあるブラックな小説を読みたい気分の時におすすめな【モンスター】

著者:百田尚樹

人は見た目でなく中身という言葉がいかに欺瞞に満ちた言葉か分かるのが百田尚樹の描くモンスター。

地味で不細工なため周囲から常に嘲り、モンスターと見下されていた主人公の和子はわずかな給料を整形手術につぎ込み徐々に美しくなっていく。

美しくなると変わる周囲の反応と待遇。女性のヒエラルキーを上り詰めていく姿は痛快でありながらもどこか悲しい。

読み手を引き付ける力は百田尚樹作品の中でもトップクラスです。

「永遠の0」と同じ著者とは思えぬブラックな小説ですが読みやすいストーリー性からか一度読み始めたらどんどんページをめくりたくなる内容となっています。

人間の嫌な部分を垣間見たい方や少しクセのある小説を読みたい方へおすすめです。

日本の武士道に誇りを持てる。永遠の0のような「人を想う」感動歴史小説【影法師】

著者:百田尚樹

歴史小説である影法師は二人の武士を描いた作品。

筆頭国家老にまで上り詰めた勘一には竹馬の友でかつて将来を嘱望されいた彦四郎がいた。

彦四郎が死んだことを知った勘一は彦四郎の死を調べるが、調べていく内にかつての自分の出世への転機に彦四郎の影があったことに気が付く。

彦四郎の行動が明らかになる内に勘一の危機で彦四郎が影のように尽力していたことがわかる本作は歴史小説好きな方から初めて歴史小説を読む人にもオススメできます。

当時の武士社会のしきたりや階級などもわかるので歴史好きにもオススメです。

読み終えた後に心が洗われる完璧な恋愛小説【フォルトナの鐘】

最初の読み出しから一瞬で惹きつけられ思わず一気に読んでしまう小説です。

まるで映画を観ているような感覚になるほど描写が細かく、登場人物の気持ちさ感じることの出来る作品となっています。

この物語は不思議な能力を持ってしまった男性とそれがきっかけで出逢う女性との運命を描いたもので、完璧なまでの恋愛小説でもあります。

自分と愛する女性を救うか、それとも・・・という究極の選択の中でこの男性が選ぶ道とは。

現実とは少しかけ離れた状況で進む物語ですが、私たちはどのように生きるべきなのかを考えさせられるとともに、読み終えた後に心が洗われたような感覚を覚えさせてくれる作品です。

「フォルトナの鐘」は2019年に神木隆之介さん、有村架純さん、志尊淳などといった俳優陣で映画化されています。

映画『フォルトゥナの瞳』予告1

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