読者を楽しませるエンターテイメント性に定評のある作家【伊坂幸太郎さん】の小説特集。

作家別特集

次に読みたい本を探しているならミステリー作家として有名な伊坂幸太郎さんの作品の中から選んでみてはいかがでしょうか。伊坂さんの作品は何より読み手を飽きさせない・楽しませてくれるエンターテイメント性がありファンも多い作家さんです。

初めて伊坂さんの小説を読んだその日から伊坂さんのファンになった!という方は少なくありません。

是非この機会に伊坂ワールドに足を踏み入れてみてはいかがでしょう。

ほのぼのした気持ちになれるミステリアスファンタジーなストーリー【ガソリン生活】

著者:伊坂幸太郎

望月家の乗用車である緑のデミオの視点で物語が描かれています。

望月家は母親と、穏やかな長男、ませた大学生の長女、大人びた小学生の次男の4人家族です。

望月家が有名女優のスキャンダルのトラブルやヤクザの人殺しに巻き込まれながらも、隣人の元校長先生や新聞記者の力も得て解決していくという少しミステリー要素も入り混じった小説です。

この小説で面白いのは車の社会の中で会話が繰り広げられている所です。人間に運転されている車から描く人間社会が新鮮で斬新だなと感じました。

普段乗っている車やバスも優しくに乗ってあげたくなりました。

どんでん返しを堪能できる。思わず人に勧めたくなるミステリー【アヒルと鴨のコインロッカー】

著者:伊坂幸太郎

第24回吉川英治文学新人賞受賞作品です。

大学生の椎名がアパートの隣りに住む大学生の河崎に本屋に襲撃し、辞書を盗もうと誘われます。椎名がよくわからずに協力しますが、そこには隠された秘密と過去の出来事が大きくかかわっています。

この真意はぜひ読んでから知ってもらいたいです。「えっ!」っと思わず声にしてしまうどんでん返しが待っています。

伊坂さんならではの現在と過去の話がうまく交差され、沢山の仕掛けに圧倒されました。また、悲しい場面もあるのですが、登場する人物たちがみんな温かみがあり心が動かされます。

ぜひこのどんでん返しを味わってもらいたいです。

「アヒルと鴨のコインロッカー」は濱田岳、瑛太、関めぐみさん他キャストにより2006年に映画化されています。ストーリー中のトリックを見事に映像化されていると評価されています。

斉藤和義さんの名曲「ベリーベリーストロング」の歌詞のもとになった【アイネクライネナハトムジーク】

著者:伊坂幸太郎

シンガーソングライターの斉藤和義さんがこの小説を読んで曲を描きおろし、さらに伊坂さんが続編を書かれていることでも有名です。

斉藤和義 – ベリーベリーストロング~アイネクライネ [Music Video Short ver.]

6章の短編集ですが、途中でつながっていたりして、長編小説として楽しめる1冊です。日常の温かさや、恋愛などうまく盛り込まれています。

人との出会いが素敵だなと思わせてくれます。一つ一つの短編が繋がっていくところは伊坂さんならではで、時系列が行ったり来たり、登場人物も多いので少し複雑な構成になっていますが、紐解きながら考えて読むのが楽しい1冊です。

メモを横に相関図を書きながら読み進めるのがお勧めです。

「アイネクライネナハトムジーク」は三浦春馬、多部未華子、貫地谷しほり、原田泰造さんといった俳優陣で2019年に映画化されています。

刺激が欲しい方におすすめ!読んでいてハラハラする【グラスホッパー】

著者:伊坂幸太郎

妻を殺された元教師の鈴木は犯人の寺原への復讐のために殺し屋の世界に潜入します。

精神的に自殺に追い込ませる殺し屋「鯨」や、ナイフで躊躇なく誰でも殺してしまう「蝉」の3人の視点で物語が進んでいきます。

バラバラの3人の話が1つにまとまっていくところはさすが伊坂さんならではだなと感心させられました。妻の復讐に命をかけていたのに、あっさりと他の人に寺原は殺され、鈴木には少し同情してしまいました。

スピード感があり、ドキドキさせてくれるので、刺激が欲しいという方におすすめの一冊です。

2004年度 【このミステリーがすごい!】で第3位を獲得した【重力ピエロ】

著者:伊坂幸太郎

ミステリー小説のブックランキングであるこのミス(このミステリーがすごい!)で第3位に輝いただけでなく、第129回直木賞候補作品、第1回本屋大賞のノミネート作品でもあります。

重力ピエロは伊坂幸太郎さんの代表作といえます。

小説の冒頭が「春が二階から落ちてきた」と衝撃の文章で始まります。

町で起こる連続放火事件を血の繋がない兄の泉水と弟の春が解いていくのですが、その真実には深いものがあります。

春は母親がレイプされたときに身ごもった子供で、レイプという犯罪とこの犯罪がなければ自分も存在しないという苦悩を抱えながら生きています。

連続放火事件を解決するというだけでなく、家族、レイプといった社会問題も入っていて深い内容でした。

切なさと悲しみが入り混じった物語ですが、どこか爽やかさも感じられる小説でした。

「重力ピエロ」は映像化不可能といわれていたベストセラーですが2009年に映画化されています。小説を読んで映像版も見たいと興味が沸いたらご覧になられてはいかがでしょう。

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