あなたならこの事実とどう向き合いますか?実話を元にした作品おすすめ5選

ノンフィクション

実話を元にした小説は実話だからこそ内容が現実的で時には重いテーマに深く考え込んでしまうこともあります。しかし最後まで読むことで著者が本を通して伝えたかったことが理解出来たり何よりも読書を通して出版時の著者とその感情を共有することが出来ます。

学校では教えてくれなかったこと、まだ自分の知らない事は世の中たくさんあります。

しかしノンフィクション小説やエッセイ本などを通して今まで想像もしなかった人生を生きている人の人生観や考え方を知ることが出来きます。

本記事では実話を元にした作品、ノンフィクション小説やエッセイ本をご紹介していますので次に読みたい本を探してらっしゃる方のご参考になると幸いです。

この本に出逢った事は大きな経験になる。「生きる」とは「愛」とは何かを考える1冊【ハッピーバースデー】

著者:青木 和雄

「おまえ、生まれてこなきゃよかったよな。」

そんな衝撃的なセリフから始まるこの作品は、教育カウンセラーの青木和雄さんが実際にカウンセリングを行った母娘の話を元に描いたものです。

実の兄、そして母親から自分の存在を否定され続けてきたあすかは、そのショックで声を失ってしまいます。深く傷ついたあすかは母親の元を離れ、祖父母の元で暮らすことに。

祖父母から注がれる温かな愛情により回復していくあすかと、あすかを愛せず苦しむ母親…。

「生きる」とは何か、「愛」とは何か、様々なことを考えさせられる作品です。

私が初めてこの作品に出会ったのは小学校の図書室で、子どもながらに衝撃を受けたことを今でも覚えています。

何度読んでも涙してしまう感動の物語であり、子どもから大人まで全ての年代の方に一度は読んで頂きたい作品です。

「ハッピーバースデー」は小学3年生から読める文庫なのでお子様にもおすすめ。読みやすいアニメ版もありますよ。

昭和44年に事件を起こした加害者と被害者家族のその後の生活に衝撃を受ける【心にナイフをしのばせて】

著者:奥野 修司

昭和44年(西暦1969年)、神奈川県で起きた高校生惨殺事件。被害者家族への取材を元にして執筆されたのがこちらの作品です。

被害者となった高校生、加賀美洋さんを殺害したのは同級生の少年A。

「少年法」に守られ、たった数年で少年院を出たのち大学に進学、卒業後は弁護士として人生を歩む加害者「少年A」と、何者からも守られず、母が倒れ、父が病気になり、貧しい生活を送る「加害者家族」。

少年による犯罪が起こるたびに議論となる「少年法」や被害者家族の救済はどうあるべきなのか、非常に難しいテーマではありますが、目を背けてはならないと考えさせられます。

若い世代、子をもつ親世代、様々な年代の方に読んで頂きたい内容です。

非常に重いテーマではありますが深いです。特にお子様を持つ親世代の方におすすめとまでは言いませんが読むと色々と考えますよ。

これから子ども持つ・母親になる方へ送りたい愛と感動の1冊【彩花へ「生きる力」をありがとう】

著者:山下 京子

1997年、神戸で発生した「少年事件」。

当時わずか14歳の少年による残虐な犯行により、愛する娘あやかさんを失った山下京子さんによって書かれた作品です。

突然大切な人を失った悲しみや苦しみはもちろん、それでも力強く生きていかなければならないと決意したご家族の想いがとても心に響きます。

そしてもうひとつ考えさせられるのが、「報道のあり方」。場所も昼夜も問わず向けられるマイクやカメラの数々…。「表現の自由」が被害者遺族を苦しめることがあってはならない、「思いやり」「配慮」とは一体何なのか。

初刊からすでに20年以上が経過していますが、昨今でも度々問題視される行き過ぎた報道について、改めて見つめ直すことができる作品です。

実話だからこそ涙が止まらないだけじゃなく、人生観をも震わす1冊になる【1リットルの涙】

著者:木藤 亜也

脊髄小脳変性症という難病と闘い続けた木藤亜也さんの日記を元にした作品であり、ドラマ化・映画化もされ多くの人々に感動を与えた作品です。

これまで当たり前のようにできていたことが少しずつできなくなっていく恐怖や不安により、幾度となく涙を流しながらも懸命に強く生きようとした亜也さんの姿に、これ以上ないほどの勇気や優しさを教えられます。

亜也さん自身の強さはもちろん、亜也さんを支え続けたお母様やご弟妹の言葉・行動にも心を動かされずにはいられません。

こちらの作品に触れたことがない若い世代の方や、生きることに悩んでいる方にはぜひ読んで頂きたい作品です。

亜也さんの生きた証であるこの日記が、多くの人々の心の支えとなるはずだと感じます。

2005年に映画化された「1リットルの涙」、小説だけではなく映画でも深く考えさせられます。

名脇役俳優「松尾聡」さんが書いた笑いあり・涙ありのエッセイ本【拾われた男】

著者:松尾 諭

こちらの作品は名バイプレイヤーとして数々の作品に出演されている俳優・松尾諭さんの史実を元にして描かれたエッセイです。

ある日、自動販売機の下に落ちていた航空券を拾ったことから彼の人生は大きく動き出します。

落とし主の社長が経営するモデル事務所に所属することとなったものの、オーディションには落ち続け、借金が嵩んでいく日々…。

物語の中の「拾われた男」が紡ぐ借金地獄から現在までのストーリーはリアリティーとユーモアに溢れ、時にはくすっと笑ってしまい、時にはポロっと涙がこぼれる内容です。

「人との出会い」が人生に与える影響の大きさを実感させられる作品であり、「出会い」そのものを大切にしようと思わせてくれる作品です。

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