本選びに迷ったら映画化された原作を見よう!映画化された小説おすすめ5選。PART2

映画の原作になった小説

映画化された小説だけをご紹介する記事の第二弾です。次に読みたい本が見つからない、読書意欲はあるけど何を読んだらいいのか分からない方はぜひご参考にしてみてください。

1980年代を舞台にした大学生の心温まる青春ストーリー【横道世之介】

著者:吉田修一

大学生の世之介の1年間の物語です。

世之介はバブル時代の田舎から上京してきて、素朴で不器用、頼まれると何でも引き受けてしまうとにかくいい人すぎます。

思いきりのいいお嬢様の洋子との恋愛も微笑ましくて新鮮で面白いです。

普通の大学生活を描いているだけなのに、印象に残るのが不思議でした。

世之介の飾らない自然体なところが、これといった突出したところもなく、目立ちもしないのに皆から好かれる魅力だと思います。

世之介のような、思わず本音を話せてしまう友達が一人私も欲しいです。

誰しもが経験した青春時代を振り返りながら楽しく読めます。社会生活にちょっと疲れてしまった時に読んでいただくと心が和むような物語です。

横道世之介

切なくも心温まるロングセラー恋愛小説【100回泣くこと】

著者:中村航

大切な人がいなくなってしまう悲しい物語ですが、優しい文章に心が温まります。

主人公が可愛がっていた犬が亡くなりそうと離れて暮らす実家から連絡がきます。

犬の様子を見に帰るべきだと背中を押してくれた彼女と結婚し、幸せな生活が始まったかと思うと、彼女が不治の病に侵されてしまいます。

大切な人ともう会えなくなるという辛さは計り知れないです。きっと100回泣いたくらいでは治まらないかもしれません。

それでも前を向こうと歩き出した主人公にエールを送りたくなりました。

彼女が亡くなる場面の描写よりも、幸せだった二人の時間のところが私はとても印象に残りました。

映画『100回泣くこと』オリジナル予告編

社会生活で全ての事が嫌になっている時に絶対読んでほしい【ちょっと今から仕事やめてくる】

著者:北川恵海

隆はブラック企業で働き体も心もボロボロで死のうとした時にヤマモトに出会い助けられます。

学生時代の同級生と名乗るが隆には思い出せず、ヤマモトを調べると3年前に仕事が原因で自殺した男とわかります。

社会人になり、会社に染まりだんだん自分自身が分からなくなり、頑張りすぎてしまう人、仕事で辛い思いをしている人に読んでほしいです。

自分と向き合うこと、頑張らなくてもいいこと、力を抜いてみることの大切さを教えてくれます。最後はスカッと気持ちよく終わるので、心が軽くなると思います。

「ちょっと今から仕事やめてくる」予告

夫婦とは、家族とは、人間関係とは何か深く考えるきっかけになる1冊【永い言い訳】

著者:西川美和

妻を突然のバス事故で亡くした津村は同じ事故で母を亡くした親子と出会い妻の死を受け入れていく物語です。

妻が亡くなった時、涙が出ず、愛していたのかわからなかった津村ですが、母を亡くした幼い兄弟と触れ合ううちに、自分が妻のことを愛していたことに気づきます。

いなくなってはじめて大切さに気付いてしまう所は切なく泣けました。

大切な存在での妻を大事にできていなかったことの後悔は一生続くかもしれないですが、この先の津村の生き方に期待したいと読んでいて感じました。

もう少し先の津村の様子を見守れたらより印象に残る小説になった気がします。

映画『永い言い訳』予告編

2016年本屋大賞受賞作品。読むと優しい気持ちになれると話題の【羊と鋼の森】

著者:宮下奈都

高校生の時にピアノの調律に感銘を受け、調律師の世界に飛び込んだ外村が成長していく物語です。

一音ずつ合わせていく調律は地道な作業で、弾く人の好みや望む音に調整していく奥深い仕事だと感じました。一人前なるためにひたむきにコツコツと作業し続ける外村の姿は尊敬していしまいます。

文章に比喩表現が多く、想像力を働かせないと映像が浮かばず、ページが止まるところがありました。

もう少しストレートに書いてあればもっと心にすーっと入ってきたような気がしますが、調律師の小説は初めて読み印象的で、心が温かくなるストーリーでした。

映画『羊と鋼の森』予告

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